東京都豊島区池袋駅周辺で運行している低速電動交通の「イケバス」です。
2019年の運行開始からなかなか機会が無く気がつけばコロナ禍に突入

緊急事態宣言が解除され、やっと現地で実際に乗車も出来ました。
低速電動交通の定義では最高速度が19キロ以下に法律で定められている代わりに、縛りの無い部分もあり、シートベルトはありません。
しかし低速なので右左折、カーブでも全く不安はありませんでした。
車内は、クラッシック調の音楽が流れ、まさにピクニック気分です。

デマンドやライドシェアなどありますが、バス停が近くに無い過疎地や、高齢者の多い集合住宅など移動困難な方々の輸送期間に愛知でも取り入れることができないかヒントを探しに行きました。
豊島区都市整備部の係長のお話は、「速度が遅いので最初は他の交通の妨げになるかも」と不安だったそうです。
しかし、実際運行がスタートし、地域に馴染むと意外と都会ならではのストップ&ゴーが多く、今では苦情も全く無いそうです。
地域交通として認知されていましたが他の交通機関が整っている都市部と移動困難地域の地方では利用のされ方が全く違うことが分かります。
ちなみにこの可愛い

デザインは、あの豪華寝台列車「ななつ星」

デザイナーの水戸岡鋭治さんです。((((;゚Д゚)))))))
バス停や運転士の制服までトータルでデザインしてあり驚かされました。
せっかくここまで来たので、少しの時間でしたが、参議院会館まで足を伸ばして私鉄の仲間の参議院議員「もりやたかしさん」を訪問し、イケバスの報告とコロナ禍で疲弊している観光バスを含めた「公共交通の今後の課題と国や地方からの支援策」の意見交換をさせていただきました。
急なお願いにも時間を取って頂きありがたかったです。
地方では、なかなか手に入らないレアな情報もあり、国・県・市それぞれの連携の重要性を感じました。
日帰りのため、今回は時間がありませんでしたが次回は、更に意見交換をしたいと思います。